どうも、村上慎太郎です。「夕暮れ社 弱男ユニット」という劇団名で、
京都を拠点に15年活動していまして演劇自体は、24年やっています。
普段は、京都で演劇の脚本書いたり、教えたりして生活しています。
さて分岐点ですが・・・、やっぱり演劇を始めたときかな。
中学に入学した時、部活を選択する際
「この選択が良くも悪くも一生の道を決めることになるかも・・・」
と直感めいたものが頭に浮かんでました。
小学生の頃、妹とのお人形遊びの高揚感や、教科書の隅っこに
文章をこっそり書くことが好きで、その才能が自分の中にあると内心思っていて
「演劇部に入部したらそんなことができるかなあ」と考えていました。
が、当時の私は自らの口で「演劇部に入部したい!」と言うのが、
謎に女々しく感じ恥ずかしかったんです(今思えば、そんなことないのに・・・)。
そこで考えたのが、隣の席の女子の手を掴みペンを握らせ
「おい、勝手に演劇部に丸すんなよ~! おい、勝手に提出するなよ~!」と・・・、
あたかも自分の意思で決めてない!という責任転嫁工作をしたんです。
その女子もハイハイとそのノリに付き合ってくれました
(今思えば、なんじゃその工作ですよね・・・)。
とにかく言い訳がないと分岐した道を「コッチ!」と進めませんでした。
「お前がゆうたから、仕方なく進むだけやし失敗しても
お前のせいやし・・・」がないと進めませんでした・・・。
演劇の道に進んで後悔はありません。
が、今これを書いてて過去の分岐点を振り返り感じるのは、
分岐点を悩んでる時は「言い訳」を探しているだけなんやろうな、と。
その生き方、正直ダサかったな、とコレを書いていてメチャクチャ反省しています・・・。
これからは他人の意見にばかり左右されず
自ら決めたことを自らの意思でグイグイ進んで行きたい。
なんだか過去の分岐点を書くつもりが、ココが分岐点になりそうです。
ま、とはいえ一番書きたかったのは、この道は「言い訳」を準備して進みましたが
「言い訳」をしながらでも、前のめりにグイグイ進んでいきたい。
道を決める事もそうですが、進み”続ける”力も、また大事だと思うので。
村上慎太郎【劇作家・演出家・俳優(夕暮れ社 弱男ユニット代表)】