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2025年度第4回支援者セミナー「カウンセリングスキルⅠ」を開催しました

京都市南青少年活動センター

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掲載日:2025年12月20日

南青少年活動センターでは、子ども・若者と関わる際に必要な姿勢や技術を見直し、アップデートする機会として、支援者セミナーを実施しています。

○支援者セミナー第4回目のご報告
・令和7年度12月18日(木)18:45~20:45
・参加者:12名
・テーマ:カウンセリングスキルⅠ
・講師:藤原典子さん(キャリアカウンセラー)

 

今回は特に、「テキストでのカウンセリング」に焦点を当てた内容で、対面とは異なる、LINE相談ならではの考え方やコミュニケーション技法について学びました。

研修では、実際にスマートフォンを使って文字だけでやり取りするワークを実施。

表情が見えない状況で言葉を選ぶ難しさや、支援者がどのような意図で言葉を紡いでいるのかを体感し、「なるほど」という気づきの声が多く上がりました。相談者役を体験することで、「内省が深まる言葉」がどのように届くのかを実感できたことも、大きな学びとなりました。
また、テキスト相談(SNS相談)では、対面のように表情で共感を示すことができないため、言葉で感情に寄り添う姿勢がより重要になることも再確認しました。状況を把握する前に、まず気持ちに寄り添う言葉を届けることの大切さを、参加者それぞれが実感する時間となりました。

講師からは、「LINE相談は新しいカウンセリングスタイルで特徴的な技法がある。一方で、形式は変わっても支援者としての基本姿勢は変わらない」というメッセージが伝えられました。

ご自身の経験を学びに昇華し、学び続ける姿勢を持ち続ける講師の姿は、参加者にとって大きな刺激となりました。また、参加者の問題意識に応じて研修内容をアップデートしていくという柔軟なスタンスも印象的でした。

SNSを活用したテキストベースの相談支援は、今後ますます重要性が高まる分野です。

今回の研修を通して、実践の知恵を積み重ね、支援の質を高めていく必要性を改めて感じました。今後も学びを共有し合える場を継続していきたいと思います。


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