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④【フナッツ代表】石川 智規(いしかわ ともき) さん

京都市北青少年活動センター

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掲載日:2012年8月14日

「人とのつながり・地域とのつながり」

フナッツ代表 石川智規さん


 今回は、北青少年活動センターの自主活動支援グループであり、紫野学区の活性化に取り組む団体フナッツの代表を務める石川智規さんにインタビューを行いました。

 フナッツ結成のきっかけは、2004年に北青少年活動センターで行われたまちづくりの講座だったそうです。自らが行動すれば少しずつでも、地域を変えられるということを学 び、そこで出会った大学生を中心としたメンバーで、船岡山の魅力を知り、もっと船岡山を知ってもらったり魅力を高めたりしたいと考えたことがフナッツ結成 のきっかけだったそうです。

 実際の活動内容は、船岡山のアンケート調査実施にはじまり、タウンウォッチングや60人もの人が集まるという朝のラジオ 体操、地域の祭りへの参加など、幅広く活動を展開してきています。そしてさらに、フナッツが紫野学区社会福祉協議会とともに、「紫野学区のために何かでき ないか、人のつながりをもっとよくしたい」そんな想いから立ち上げたのが、紫野カルチャー亭運営協議会でした。紫野カルチャー亭運営協議会では、2010年10月から2011年2月まで、大学生が地域の方に「聞き書き」をするという取り組みを行っていました。これはお年寄りの人生を文書としてまとめて、朗読会を行うというものです。インタビュアーである私たちも、2011年2月に実施された朗読会を聞きに行か せていただいたのですが、紫野学区で生きてきたお年寄りの様々な生活や歴史を知ることができ大変有意義でした。また聞き書きを行う人を紫野カルチャー亭か らではなく、若い有志を募ることで、聞き書きを通してお年寄りの方と若い人との交流という機会も同時に得ることができていると感じました。

 最後に、石川さんにとっての紫野学区 とはどういうところかということを伺わせていただきました。石川さんは、紫野学区とは「歴史のある魅力に溢れている場所」だと言います。町を通れば様々な商 店が並び、その商店では様々な人が暮らしている。しかし、同時にそれは「どんな地域にでもあること」とおっしゃられていました。「ここおもしろいなぁと感 じたら、知りたいことができるでしょ。そしたら可能性は無限に広がる。船岡山も、ただの公園と思えばただの公園。でも、少しの興味と勇気を持って、そこに いる子どもやお年寄り、様々な人とのつながりができたら何気ない風景が色づいて見えてきた。ぼくはフナッツの活動や日々の生活を通して、この紫野学区と自 分につながりができ魅力を知ることができたから、今度はそれを他の人たちにも伝えていきたい。」そう笑顔で語る石川さんを見ていると、こういう人を中心に 地域は明るくなっていくのではないかと感じました。
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執筆者:中村亮太・中原暁人(西陣ひとまちスタッフ)

フナッツアドレス:f-nuts@hotmail.co.jp
北区社会福祉協議会HP:http://www.kitaku-syakyo-kyoto.jp/gkskblog/log/log13/


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