西陣ひと・まち・もの語り ~“職人の手”巡り~ |
「 職人の”手”めぐり」では、自転車で四つの西陣の工房を巡りました。当日は雨を心配してたのですが、何とか天気ももって北青少年活動センターから出発!!講師の撚糸工房をされている林さん案内の下、1件目西陣織の製図を行っている「西陣意匠紋紙工業組合」さんへ。西陣織の歴史昔の姿などについてお話していただきました。最後には、お土産として素敵な紋紙を使ったしおりと参加者の方それぞれの名前を彫っていただいた紋紙を作っていただきました。 |
2件目は、西陣織の一つの技術、絣工房の徳永弘さんを訪れました。絣がどのようなものか、絣の技術がそのようにして日本全国に広まったかなどについてお話していただくだけでなく実際に普段お仕事されている職場を見せていただきました。また、ご自分で作られた絣の機会のミニュチュアを見せていただきながらの説明には参加者の方々から感嘆の声が漏れていました。
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午後からは、蚕からうまれた糸をよって様々な糸に仕上げる澤田撚糸工場をまず訪れました。実際に機会が動いている中で撚糸という世界を見せていただき、日本産の蚕が貴重になってきていることや、細い蚕の糸からどのようにして丈夫な切れにくい糸にしていくのかなどお話いただきました。
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4件目は、糸を注文された通りの色に染める染屋さんの三田染工所さんを訪れました。糸を染める原料の配分は職人さんの勘という職人技も見せていただき、 最近では、西陣織用の糸だけでなく様々な方面から依頼を受けて染めているお話を伺いました。染める予定の馬の尻尾も見せていただくことができました。  |
最後に、今日の振り返りも含め西陣織工業会館へ行き、西陣織の歴史・西陣織の様々な技術(国宝級の技術)を館の方に案内していただきました。

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