協会の事業


ボランティア事業

ボランティアへようこそ

   

 ↑クリックしてご覧ください(PDFファイル)

ボランティアステートメント

京都市ユースサービス協会ボランティアステートメント2005

 「ステートメント」とは、「声明」という意味です。現在、ユースサービス協会と各青少年活動センターでは、数多くのボランティアスタッフの協力を得ながら事業が進められています。募集やボランティアのマネージメント、スタッフ組織の運営などについて、それぞれの活動毎、センター毎の歴史的な経緯や活動の経過により、個別に行われているのですが、より良くボランティアスタッフの力が生かせるようにするために、またユースサービス協会の責任として、どのようにボランティアを位置づけるのか、その方針を「声明」という形で提示することにしました。

 このようなステートメント作成の必要性は、協会企画委員会における「人的リソースの拡大に向けて」の議論の中から提起されてきました。協会および各青少年活動センターの事業において、ボランティアスタッフの関わりが急速に重みを増して来ていたことと、それにも関わらずユースサービスとしてのボランティアの位置づけや考え方が一貫していないことによる、ボランティア活動をしたい人に対するアピール力の弱さが指摘されました。そこで、ユースサービス協会としてのボランティアのとらえ方の基本的考えをまとめ、「ステートメント」として明確に提示していく方針が決められ、企画委員会の中にタスクチームを設けて検討が進められました。そして、ワーカーに対するヒヤリング、ボランティアスタッフへのインタビューなどを経て、以下のような形で「ワーカー向け」、「ボランティアをしたい人、している人向け」のステートメントがまとめられました。

 今後は、このステートメントという共通の土台の上に、それぞれの場において、ユースサービスの理念に沿った、多様な“ボランティア”による活動が広がっていくことを期待したいと考えています。それぞれの事業所において、この「ボランティアステートメント」を使って、ボランティア受け入れのガイド(受け入れる側・ボランティアしたい人双方への)を作成していってください。

 もちろん、ステートメントは年々進化していくものでありたいと考えています(その意味で、今回のものは「ボランティアステートメント2005です)。実際にコーディネートをするワーカー、活動するボランティアの声を集約しながら、ステートメントの質を向上させていきたいと考えていますし、“現場”において使いやすいステートメントとなっていくことを願っています。

 

2005.8

(公財)京都市ユースサービス協会
2004-2005 企画委員会タスクチーム 
(担当企画委員)桜井 政成
(担当ワーカー)竹田 純子
斎藤 郁子
(2004インターン)吉永 早季

【ボランティアステートメント2005】

1.ユースサービス協会の考えるボランティア像

1)ボランティア個人の成長につながる

 ○活動を通して自立性・協調性・連帯感を養うことができる。

 ○自分たちで企画・運営ができるようになる。

 ○自らの居場所を自分で作ることができるような応援・支援がある。

2)事業における欠かせないパートナーであり支援者

 ○事業運営のパートナーである*[1]

 ○事業を進めるのに欠かせない力を発揮してくれる存在*[2]

 ○専門的な知識や技能を提供してくれる存在。

 ○ユースサービスの営みを支援してくれる存在。

 *([1])「パートナー」という言葉には、どちらが上でどちらが下ということでも、どちらが「主」でどちらが「従」でない、という意味をこめています。もちろん、ボランティアをすることは「各自が自分のためにする活動」であることから始まりますが、ボランティアの思いと協会の求めることとが一致する点で協働する、という意味でこの言葉を用います。

 *([2])「欠かせない力を発揮する存在」という表現

 ここで言いたいことは、「ボランティアは時には思いもよらない成果を生み出す、ワーカーとは違ったアプローチで利用者に接することができる。またワーカーが思いつかないようなアイデアを生むこともある。」という考え方です。

3)社会参加を実感できる機会としてのボランティア

 ○自分の活動が社会へ還元される喜びを実感できる。

 ○社会の一員として参画する機会を得る。

 ○関わる人たちの課題解決や変化・成長を実感できる。

2.なぜ、私たちはボランティアを受け入れるのか?

(1)青少年の様々な可能性を引き出し、育成するための機会として

 ボランティアの活動の基本は、一人ひとりが主体的に活動することです。主体的に行動すると、多くのことに気づき、学ぶことができます。その気づきは、自分自身に対してでもあり、他者に対してでもあり、それらの関係から、社会にまで広がります。ボランティア活動は、自己実現、自己変容の場でもあります。

(2)職員には出来ないことが出来る。

 ボランティアは、ワーカーとは異なる視点から課題や提案をすることが出来ます。また、同じ企画であったとしても、ボランティアが参加することによって、全く雰囲気が変わることがあります。例えば、年齢の近いお兄ちゃん、お姉ちゃんとして子どもたちと遊び、役割のモデルとなったり、より親しみを持ってもらったりすることが出来ます。すなわち、ボランティアはワーカーの代替ということではなく、ワーカーとボランティアが協働することによって、より広がりを持った事業を展開することが出来ます。

(3)ユースサービス協会の理念を理解し、応援してくれる人を増やすため。

 ボランティア活動をとおして、青少年にユースサービス協会の理念を理解してもらうことにより、青少年活動センターを身近に感じてもらったり、地域社会に青少年活動センターを正確に理解したりしてもらうための一助となってもらうことが出来ます。

(4)青少年の社会参加を促進するため

「社会参加したい」「自己実現を図りたい」「自己表現したい」という欲求は、人間にとってごく普通の基本的なものです。そのニーズに応え、社会参加の場を提供します。

3.ワーカーの役割

 私たちの考えるボランティア活動の主役は、青少年。協働して、活動を創っていくために、ワーカーの考えを押し付けたり、型にはめようとしたりしないような心がけが必要です。ボランティアの変化を把握し、その状態に合った言葉かけなど、以下のような点が、ボランティアと接するワーカーには必要だと考えます。

(1)ボランティア一人ひとりを把握すること。

必要なときに適切な働きかけが出来るように、常に見守ったり、聴こうとしたりする姿勢。

(2)ボランティアを信頼し、任せるという姿勢。

ボランティア自身が考え、工夫し、決定する機会を尊重する。

(3)ボランティアと話し合い必要な軌道修正を行うこと

 ボランティアによる自由な企画が本来の目的に沿ったものであるかを検証し、必要に応じて、ボランティアと話し合いながら軌道修正を行うこと。(ボランティア活動は独りよがりな活動ではない。個人やグループの想いを大切にしつつも、サービスを受ける「相手」のことを見失っていないかを検証することが必要。)

(4)偏らない適切な情報を提供する。

 偏らない、多様な判断・価値観をボランティアが持てるようになるための、幅広い情報を提供できるようにする。

(5)自分の担当以外のボランティアも把握すること。

 「ボランティアと担当の軋轢や密着、馴れ合い」「担当がいないと連絡も取れない」「担当の言うことしか聞かない」といったリスクの回避の意味でも、活動において第三者に近い人の存在も必要。

4.ボランティア受け入れプロセス

 ボランティアを受け入れる際のプロセスは、センターや事業によって異なってはいますが、ユースサービス協会として、最小限必要な手順を統一しておくことは重要です。またボランティア活動をはじめる人にとって、一定の受け入れのプロセスがあることは安心材料にもなります。ただし、ここに示すものに絶対沿うという必要はありません。ここでは、受付・面接・オリエンテーション・合意形成・契約としていますが、あくまでも1つの参考として、各センターはボランティアの受け入れ手順を充実させてください。

大切なのはボランティアから何を聞く(聴く)のか、

またボランティアに何を伝えるのかです。

(1)受付

 希望するプログラム・活動をどのように知ったか・質問がないかを聞く。受付はボランティアとワーカーの最初の接点です。事務的な内容であっても、ボランティアが安心できる対応を心がけましょう。

(2)面接・説明会

 ボランティアのニーズを正しく理解する、ユースサービス協会(青少年活動センター)が求めることを伝える。ボランティア希望者と一対一で話が出来る場ではボランティアの思いを“聴くこと”に注意を払いましょう。ニーズを聞き出し、協会・青少年活動センターが求めることを伝え、それが事業とマッチしているかどうかが大切です。

(3)オリエンテーション

 活動の具体的な内容や条件を確認し、活動の方向性、活動のルールを理解してもらう。また、ほかのスタッフの紹介もできれば。ボランティアがスムーズに活動に参加できるような“場面設定”をします。わからないことだらけなボランティアにとっては些細な情報も安心材料となります。

(4)合意形成・契約

 文書による活動条件についての合意の確認、ボランティアのプロフィールや現状把握、保険の加入などによるリスク対応。きちんとした合意をかわす、ということをボランティアにも伝えます。それによってリスク・マネジメントという意味だけでなく、ボランティアの責任感も違ったものとなります。*[3]

(5)情報の管理

 登録や活動に際して得られたボランティアの個人情報は適切に保護される必要があります。プライベートデータ(生年月日や住所、連絡先、身体データ他)が知る必要のない人に漏れたり、本人の了承なく他の目的に利用されたりすることのないように管理される必要があります*[4]。必要な場合はあらかじめ、どのような範囲まで情報を活用するか説明をし了解を得ておくことが望ましいでしょう。 

 *([3])「ボランティア登録書」を書いてもらったり、「プロフィールシート」を出してもらう、「誓約書」を書いてもらうといった手順が考えられます。プロフィールシートにより、ボランティア希望者の現状や希望、経験、資格などを把握することも有効な手段といえます。

 *([4])また必要の無いデータは集めないようにする必要もあります。

5.ボランティアに伝えること、聞くこと

ボランティアに何を伝えるか

 ボランティアに伝えなければならないことは、ユースサービス協会として統一されている部分と、センターや事業によって違っている部分があります。ボランティア向けのボランティアステートメントも準備しているので、ワーカーがボランティアに何を伝えるのか、ここで確認しておきます。

☆ユースサービス協会及びセンターの目的・目標

 ○なぜ、ボランティアを受け入れるのか。

 ○ボランティアに何を望むのか。

☆活動内容

 ○活動の対象

 ○活動の場所、時間、頻度、メンバー

 ○その他の条件

☆活動する人に求めること

 ○どんなスキルが必要?(場合によって「スキルは必要としていないですよ」)

 ○スケジュールや住んでいる場所を考慮して、活動可能か?(特に未成年には配慮が必要です)

☆ユースサービス協会及びセンターの提供・提案できること

 ○ボランティアの挑戦を応援、サポートしようとしていること。

 ○相談に乗る。

 ○様々な機会や情報の提供。

☆先のビジョン・イメージ

 ○ボランティア自身が社会の一部であること、つながっている存在であることの意識・認識。気づき。

 ○社会へボランティア自身を還元していく。

ボランティアから聞き取っていくこと

また、ボランティアに伝えることと同時に、ボランティアから何を聞くのかも重要です。それを確認しておきましょう。

☆何がやりたいのか、何がやれるのか・・・

 ボランティアを始めたいと思って窓口に来る人の中には、目的意識の高い人もいれば、「とにかくなにかやりたい」と思ってやってくる人もいます。また、やりたいと思っていることが、活動の内容に添っていない場合もあります*[5]。やりたいと思っていることとやれることを考慮して、本当にその人に合った活動計画が立てられるように合意形成していくことができればいいでしょう。

☆活動に対する提案・不満・悩み

 やりたいこととできることのマッチングがうまくいっても、いざ活動が始まってみてからが大切です。活動を良いものにするためにも、ボランティア個人の成長のためにも、活動に対する提案・不満・悩みなど、その人の活動を受け止めていく体制、互いに振り返ることができる体制作りをきちんとしておかなければなりません。

☆ボランティア個人に合ったコミュニケーションの取り方で・・・

 ボランティアそれぞれにとって“話しやすい環境”は様々です。自分から思ったことが言える人、言えない人、紙に書くと伝えられる人、パソコンのメールをうまく活用できる人、ほかのワーカーだと話せる人…活動を進める中で、注意深く観察してその人に合ったコミュニケーションの取り方で接するようにしましょう。

 携帯やEメールでの連絡・意見交換はとても便利な手段ですが、感情や背景にある思いなどが伝わりにくい面があります。また、中高生など携帯を使わない・持っていない人もいます。そうした人がコミュニケーションから除外されたり、不利にならない配慮や、携帯でのコミュニケーションが自己増殖する危険性*[6]の認識なども必要になります。

*([5])中には「居場所」を求めてやってくる若者もいます。その場合に、すぐに断るような対応でなく、「なぜ受け入れるのか」という観点から判断をしてほしいと思います。

*([6])携帯やネット利用におけるマナー・ルールが守られるための、リードやルール確認が必要になる場合もあります。深夜の電話や中傷メール、活動とは関係のない用件でのやりとりなどがトラブルの原因になることもあります。

Voの気持ちの流れ・・・ってこんな感じ?

「ボランティアしてみたい」といってきた人の気持ちの流れや、期待する変化をモデル的に書いてみました。参考にしてみてください!

(原案:斎藤郁子)

 

*はじめまして・・・

やる気、期待と不安の入り混じった複雑な心境・・・でも、一歩を踏み出してみた!

 →・何かを始めてみたい。

  ・どんな人がいるんだろう。

  ・仲間に入れてもらえるかな。馴染めるかな。

  ・自分にできることはあるのかな。

  ・絶対続けていかなきゃダメなのかな。

  ・勉強の一環として・・・。

**何回かやってみたら・・・むむむ、案外いいかも・・・☆彡自分なりの居場所を見つける。

 →・自分でも出来ることがあるかも。自分の出来ることでいいんだ。

  ・気の合う仲間がいる。スタッフ同士の交流ってのも大切だなぁ。

***ターニングポイント

 →・今までやったことないことに挑戦してみた。反省点もたくさんだけど、やりとげた!

  ・自分の存在を認めてもらえた実感。

****ステップアップ

 →・自分のやってきたことを、後輩に伝えていく。

  ・グループ全体を支える。

  ・責任感。

  ・これまでやってきたことが自信になる。新しいことを始める勇気につながる。

ボランティアステートメント補足資料

ボランティアステートメントの発展性

 ボランティアステートメントは、これをベースとしますが、今後各センターのボランティアの状況や、その時々のニーズに柔軟に対応して変化・発展してゆくことが望ましいと考えています。

ユースサービス協会のボランティア活動へようこそ!

★ユースサービス協会では、ボランティアを

“共に発見し、成長するパートナー”であると考えています。

★学校や社会とは違う、第3の場所での活動“ボランティア活動”

ボランティア活動を通じた“体験”や“発見”は

自分自身の可能性や物事と出会う、ひとつのきっかけになります。

ボランティア活動をはじめれば、絶対に出会えるという“法則”はありませんが、

きっと、何か新しい発見があるはず。今、必要なのは、あなたの“やりたい気持ち”です。

★その気持ちを大切に一歩踏み出せば、

きっとあなた自身が、イキイキわくわく出来るはずです。

そして、そのイキイキわくわくは、まわりにも広がっていきます。

★ボランティア活動は、楽しいことばかりではありません。

投げ出したいこと、苦しいこと、悩むこともあるでしょう。

でも、そんな時、あなたは一人ではありません。

★共に悩んだり、怒ったり、笑ったりする仲間、

そして活動を様々な形で応援・サポートする私たちユースワーカー*[7]がいます。

・・・そのしんどさを乗り越えたとき、さらなる“わくわく”が待っています。

さあ、“やりたい気持ち”を胸に一歩踏み出しましょう。


*([7])ユースワーカーとは・・・

「ユースワーカー」は、「まず若者を第一に」考えてきちんと若者に向き合うこと、若い人たちが大人として成長していくための力を引き出していくこと、若い人たちにとっての社会における発言や参画の場を作っていくこと、居場所作りを手助けしていくこと、を仕事としている職員です。そして、ユースサービス協会・青少年活動センターで皆さんと直接関わって、ボランティアの皆さんにとっての「窓口」となります。

ユースサービス協会の考えるボランティアとは


☆学びや「成長」へのチャンス! 

 ユースサービス協会や青少年活動センターの考えるボランティア活動は,自己犠牲の精神で行なういわゆる「善行」や「奉仕」ではありません。共感を基にして自分から始める、自分で創っていく活動です。

ユースサービス協会のボランティア活動では、活動を通してさまざまな経験ができます。例えば,自分達でイベントの企画や運営をする機会があったり,新しい仲間との出会いがあったり,新しい居場所が出来るかもしれません。・・・一人一人違ってはいるけれど、きっと自分のどこか新しい部分を発見できることでしょう。

☆大切なパートナー・理解者! 

ユースサービス協会の事業にはボランティアは欠かせません。ワーカーにはできないようなことを、ボランティアは担っています。ワーカーと一緒に事業を作っていきましょう。

☆社会参加のきっかけ! 

ボランティア活動は社会参加のきっかけです。活動を通しての‘気づき’は,社会を変えていく大きな変化につながる第一歩です。

さあ、活動を始めよう

 では、活動を「やろうと決めて」から実際に活動に入るまでの流れはどうなっているのでしょう?

(1)受付

 受付は、電話でもメールでも窓口でもどれでも結構です。ワーカーに名前や住所、どのボランティア・プログラムに参加したいのか、どこでプログラムを知ったのか、などを伝えましょう。聞きたいことはどんどん質問してOKです。参加したい内容がはっきり決まっていない場合でも,どんな活動があるのかなど,相談することもできます。

(2)面接や説明会

 面接といっても堅苦しいものではありません。参加しようと思った動機や、どんなことに興味があるのか、すきなこと、得意なこと、苦手なこと、ワーカーに何でも話してみよう。

(3)オリエンテーション

 実際にボランティアはどんな活動をするのか、日にちは?時間は?場所は?どんな仲間がいるの?現場を少しのぞいてみよう。

(4)ボランティア登録*[8]

○活動内容や条件を良く聞いて納得できたらボランティア登録をしてください。

○登録シート等の提出は、ボランティアをしようとする人の「責任を持って活動しよう」という意思表明です。

○登録は活動上、連絡などで“必要な情報”を知るのが目的ですから、それ以上に書きたくない情報は書かなくても良いですよ。また、情報が外へ漏れることはありませんし、了解なく他の目的にあなたの情報を使うこともしません。

 

↓↓↓
活動スタート!!
スタート!

大体このような流れで活動が始まります。とにかく、わからないことはじゃんじゃんワーカーに聞いてみよう!

活動の中で求められること、考えてほしいこと・・・

(1)活動の目的とルールを理解して行動しよう

 ボランティア活動には目的と、活動をスムーズに進めるためのルールがあります。(目的やルールは活動を始めるときにワーカーの人と一緒に確認してください)

 目的と違う行動をしたり、ルールを破ってしまうと、仲間やワーカー、活動の対象者と様々なトラブルが起こってしまう原因となります*[9]。ボランティア活動は、あなたの想いが大切にするのと同様に仲間の思いや、活動の対象者の想いも大切にしなければなりません。そのためのルールがあります。目的のためにみんなが力を出し合い、ルールに沿って行動することで、お互いを大事にしながらの活動が成り立っています。そのことを、忘れずに活動に参加してください。

(2)偏見や差別的な考え方にとらわれないで活動すること・・・

 ボランティア活動の中で、あなたは様々な人に出会うでしょう。そうした中で、戸惑うことや自分自身と向き合わなければならない時がきっとあると思います。なぜなら、ボランティア活動では、関わる相手に気を配り、必要な配慮をすることが求められるからです。例えば、活動する中で、仲間や活動対象者に対して、偏見を持ったり、何でこんなことが出来ないんだろう?と感じたり、必要以上に同情してしまったり、乱暴な言葉や行動で傷つけたり、といったことをしてしまうことがあるかもしれません。これでは、せっかくのあなたの想いが台無しです。

 そんな時は、一人でそのことを考えたり、背負ったりするのでなく、ワーカーやいっしょに活動するボランティアの「チーム」で考えたり、活動の経験の中で適切な関わり方を学んでいって欲しいのです。でも、あなたの言葉や行動については、あなた自身が責任を持てるようにしていくことも必要です。

(3)自分を磨いていくこと、研修の必要性

 上に書いたような点から、ボランティアの皆さんも自分のセンスを磨いて、人を差別したり偏見を抱いたりせずに活動すること、そのための研修などの機会を青少年活動センターでは作るようにしたいと考えています。この研修は、「やらなければいけないこと」というより、活動でさまざまな人と出会って多様な価値観を学ぶ“チャンス”として、成長への機会として考えてもらえるとうれしいと思います。

こんなときはどうすればいいの?

(1)活動のことで悩んでいる

 ボランティアの活動が実際に始まると、きっとうまくいかないことや、悩み事がいくつか出てくることと思います。活動のペースについて行けない、自分が本当にやりたいことと違うような気がする、仲間とうまくいかない、活動をもっとこうした方がいい・・・その内容は様々だと思います。そんな悩みの相談に乗るためにワーカーがいます。どんな些細な悩みでも、ワーカーに伝えることで、活動自体がグッといいものに近づくかもしれません。また、その活動の担当者に相談しにくければ、青少年活動センターにいるどのワーカーでも結構です。ワーカーは一緒に悩むこともできるし、一緒に問題を解決することもできるかもしれません。思い切って何でも相談してみてください。

(2)やめたいなあ・・と思っている

 ボランティアの活動をやっていて、様々な理由でやめたくなることがあると思います。ボランティアとは、ボランティアをする人の自主性が大切にされています。ですから、あなたがやめたいなあ、と思ったとき、もちろんやめることは可能です。しかし、まずは誰かに相談してみましょう。活動の仲間や、ワーカーに相談すると、もしかするとやめたいと思った原因が解消されるかもしれませんよ。

(3)事故やトラブルを起こしてしまった、出会ってしまった・・・

 また、活動中(や活動の行き帰り)に事故やトラブルがあったら、すぐに青少年活動センターやワーカーに連絡しましょう。それと同時に、緊急時に適切な対応を取ることもボランティアとしてのあなたの責任の一つになります*[10]。もちろんあなた一人に“責任”が掛かるのでなく、センターやワーカー、いっしょに活動するボランティアの「チーム」で、問題や事故が起こらないように備え、責任を分担していくのですが*[11]、あなたの分担することについて、その責任を自覚していくことも大事です。

いざというときの連絡先

 ○ユースサービス協会事務局・・・TEL 075-213-3681/FAX 075-231-1231

 Eメール office@ys-kyoto.org

*([8])活動内容によって、名前や連絡先だけ伝えて、すぐに活動できるものもあれば、「登録シート」や「プロフィールシート」を記入して、OKが出てからでないと始められない活動もあります。

*([9])仕方なく起こってしまったトラブルに関しては、活動の仲間やワーカーが一生懸命解決のお手伝いをしますが、そうでない場合は、残念ですが、やめてもらうことになるかもしれません。

*([10])そこで、必要な研修を受けておくことも求められます。関わる相手の安全を確保したり、救急時の手当方法を身につけたりすることが、活動内容によっては必要になってきます。

*([11])青少年活動センターでは活動内容によって、必要な保険に加入するようにしています。ボランティアの皆さん自身のケガや損害を補償するもの、誰かに傷を負わせたり損害を与えた時のための賠償保険、参加者とともに掛けられる行事保険などがあります。

ページの先頭へ戻る