京都市ユースサービス協会では、様々な事情で家庭での学習環境の整いにくい中学生を主な対象として、学習習慣づくりや高校進学のサポートを目的とした学習支援事業を2010年から実施しています。
現在は、毎週1回(時期・場所によっては毎週2回)、市内18ヶ所で学習会を運営しています。
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国の新型コロナウィルス感染症セーフティネット強化交付金で、コロナ対策衛生物品を購入しています。
学習会では、参加者一人ひとりの希望を聞き取ることを大切にしています。「この教科が好き・得意」「この教科が分からなくて…」「学校の宿題をしたい」「前の学年の復習がしたい」「テスト対策をしたい」など希望や状況を聞きながら、どんな学習をするか一緒に考え、取り組んでいます。
学習は、大学生を中心としたボランティアスタッフと1対1で進めるようにしています。学校の宿題や教科書を持ってきて取り組む人が多いですが、学習会に置いてある共有の教材を使って学習をする人もいます。
学習に向かいにくいときはゆっくり話を聞く時間をとることもあります。学校であった楽しかったこと・しんどかったことなどを話してくれる人もいます。学習会には、青少年のサポートを専門とする担当の職員(ユースワーカー)がいて、複雑な若者期にいる中学生らをサポートできる体制があるところが特徴的です。
学習会での時間の使い方は人によって少しずつ違います。黙々と問題を解く人もいれば、ボランティアスタッフと話しながら学びを深める人、ザラザラした気持ちを吐き出す人…
一人ひとりが「いま」の気持ちを大切に「これから」を考えられる場を目指しています。
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